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調律の安定性

ピアノの響板の割れ:深刻な問題?

響板の割れの多くは問題ありません。割れが実際に問題になるのはどんなときか、修理の内容をご紹介します。

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診断

結論

響板の割れは、思われているほど深刻でないことが多いです。多くのピアノには小さな割れがありますが、それでもよく鳴ります。問題になるのは、割れがビリつくとき、響棒が響板から剥がれたとき、響板がクラウン(ふくらみ)を失って音が弱くなったときです。技術者が状態を評価し、埋め木や再接着で直せます。

症状

  • 響板の木目に沿って割れが見える
  • 特定の音でビリつく、ガタつく(乾燥した時期だけのこともある)
  • 以前と比べて、音が弱く、伸びが短い
  • 響板の下の響棒が響板から離れている

考えられる原因

  1. 乾燥と収縮

    響板は薄いスプルース材です。乾燥を繰り返すと木目と直角の方向に縮み、ついには木が裂けます。

  2. 湿度の繰り返し

    湿気の多い季節に膨らみ、乾燥した季節に縮むことを何年も繰り返すと、木の繊維が圧縮されて負担がかかります。

  3. 経年劣化

    何十年も経つと、響板は弦の圧力を支えるわずかな反り(クラウン)を一部失い、割れやすくなって音も弱くなります。

自分で安全に確認できること

  1. 1ビリつきに耳を傾けましょう。すべての音を弾き、ガタつく音を記録します。
  2. 2乾燥した時期にビリつきがひどくなるか確認します。そうなら、響板や響棒が原因と考えられます。
  3. 3ピアノの上や内部に緩んだ物がないか確認します。それもビリつきの原因になります。
  4. 4割れが広がらないよう、湿度を40〜50%で安定させます。

やってはいけないこと

  • ビリつく割れを放置しないでください。剥がれた響棒は悪化することがあります。
  • 割れを接着剤、充填剤、テープで自分で埋めないでください。
  • 割れが広がることがあるので、ピアノをヒーターやエアコンの吹き出し口の近くに置かないでください。

自分でできる対処と技術者に任せること

たいてい自分で対処できる

  • ビリつきの原因が緩んだ物でないか確かめる
  • 湿度を確認する
  • どの音がいつビリつくかを記録する

技術者に依頼する

  • ビリつきの正確な原因の特定
  • 剥がれた響棒や駒の再接着
  • スプルース材での割れの埋め木
  • クラウンと弦圧の評価

技術者が行う作業

技術者はまず、割れが実際に音に影響しているかを確認します。多くの割れは影響しません。ビリつく割れや剥がれた響棒は、再接着したり、スプルース材の細片で埋め木したりできることがよくあります。小さな修理なら訪問時にその場でできますが、響板全体の修理や交換は工房での大がかりなオーバーホールになり、高品質なピアノでなければ割に合いません。

ピアノの弦にはおよそ18〜20トンの張力がかかっています。アクションを開ける、チューニングピンを回す、弦の近くで作業するといった対処が必要な場合は、技術者に任せてください。

よくある質問

響板が割れるとピアノはだめになりますか?

たいていはなりません。コンサート用でも家庭用でも、割れがあっても素晴らしい音のピアノはたくさんあります。大切なのは、響板にまだクラウンがあるか、何かがビリついていないかです。

割れた響板は修理できますか?

できます。割れは埋め木でき、剥がれた響棒は再接着できます。響板全体の交換も可能ですが、大がかりで費用のかかるオーバーホールで、たいていは高級な楽器に限られます。

季節によってだけピアノがビリつくのはなぜですか?

空気が乾燥すると木が縮み、割れや剥がれた響棒がわずかに開いて振動することがあります。湿度が上がると隙間が閉じて、ビリつきは消えます。

ピアノのお悩みに

どこにいても、ピアノをチェックして調律

アプリがピアノの音を聴き取り、各鍵盤が正しい音程からどれだけずれているかを表示し、調律の手順も案内します。修理や整調、本格的な調律には、お近くの資格あるピアノ技術者を探しましょう。

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