症状
- 特定の音や、鍵盤の一部の範囲でビリつきやガタつきがある
- パネルや屋根を押さえると、雑音が変わったり止まったりする
- 鍵盤を離した後も、金属的なジーという音が残る
- 冬に現れて夏に消えるビリつき
考えられる原因
ピアノの上や内部の物
写真立て、メトロノーム、花瓶、内部に落ちた硬貨や鉛筆が最もよくある原因です。特定の音程で振動します。
外装部品の緩み
屋根の蝶番、譜面台、鍵盤蓋、下前板、キャスター、ネジなどが緩んでガタつくことがあります。
低音弦の巻線の傷み
低音弦に巻かれた銅線が緩むと、1つの音だけで鈍いビリつきが出ることがあります。
響板や駒の問題
響板から剥がれた響棒、割れ、駒ピンの緩みはビリつきの原因になり、乾燥した時期にひどくなることが多いです。
部屋の共鳴
部屋の窓、照明器具、家具が特定の音に共鳴して、ピアノから鳴っているように聞こえることがあります。
自分で安全に確認できること
- 1ピアノの上の物をすべて下ろし、ビリつく音をもう一度弾いてみます。
- 2誰かにその音を弾いてもらいながら、屋根、前板、譜面台をそっと押さえます。ビリつきが止まれば、その部分が緩んでいます。
- 3蝶番、譜面台、パネルの見えるネジを、サイズの合ったドライバーで締めます。締めすぎには注意してください。
- 4アップライトピアノなら上前板を外し、懐中電灯で弦やアクションの上に硬貨、ペン、おもちゃがないか確認し、手で取り出します。
- 5音を鳴らしながら部屋の中を歩き、窓、照明、棚が原因でないか確かめます。
やってはいけないこと
- 異物を取るために、弦の間に工具や磁石を差し込まないでください。ダンパーやハンマーを傷めることがあります。
- ビリつきを止めようとして、弦やチューニングピンを緩めたりひねったりしないでください。
- ガタつきを止めるために、ピアノの中に潤滑剤をスプレーしないでください。
自分でできる対処と技術者に任せること
たいてい自分で対処できる
- ピアノの上に置いた物
- パネルや蝶番のネジの緩み
- アクションの上に見える異物
- 部屋の中の物の共鳴
技術者に依頼する
- 確認しても1つの低音で残るビリつき
- 弦やアクションの奥深くに落ちた異物
- 響板の割れや響棒の剥がれが疑われる
- 季節によって出たり消えたりするビリつき
技術者が行う作業
技術者は1音ずつ原因を特定し、アクション内部に落ちた異物を取り除き、鳴りの悪い低音弦をひねり直したり交換したり、駒ピンを据え直したり、剥がれた響棒を接着し直したりします。単純な原因なら通常の訪問で見つかって解決します。響棒や駒の修理は時間がかかり、調律と一緒に行われることがよくあります。
ピアノの弦にはおよそ18〜20トンの張力がかかっています。アクションを開ける、チューニングピンを回す、弦の近くで作業するといった対処が必要な場合は、技術者に任せてください。